ワークブックを終えた方のためのワークブック・レッスン・ガイド
一巡目は、「わけがわからなくても、とにかくやり続ける」「指示に従ってできなくても、何しろ先に進む」というやり方をなさっていたのではないでしょうか。また、「これが終わればすべてのものの見方が変わるのだ」という期待を少なからずお持ちではなかったでしょうか。そして、「・・・終わったんだけど、何か?・・・」という思いがあったのでは?
ただ、そのときに、「???」のほかに、「でもそれは、自分のやり方が、なんというか、雑だったからだ。確かにこのレッスンには手応えがあった。ここにはやはり宝がある」と感じたからこそ、学びを続けていらっしゃるのではないでしょうか。
このように申し上げるのは、かつてわたし自身がそうだったからなのですが。
ワークブックには、「理解しなくてかまいません、ただ指示に忠実にしたがってください」と書いてあります。それでも、初心者のわたしたちは、指示に逆い、「この意味をもっと知りたい」と焦燥感にかられていました。そんなときは、そのエゴの叫びに気づきながらも、正気の部分は、淡々と、指示に従い、わけのわからないままに、レッスンを進めていくのが正しい方法でした。
拙著「『奇跡のコース』のワークを学ぶガイドブック」シリーズで、各レッスンにあえて何も解説を加えなかったのはそのためです。(パート2では少しヒントを添えましたが)
けれども、ここでは、2巡目、3巡目、あるいは4巡目に取りかかろうとしている方が、前回と同様の「???」レッスン、「ざっと読んでわかったような気がした」だけのレッスンを繰り返さずに、レッスンの意味に深く鮮やかな切り込みを入れて、その宝の真価をそっくり受け取っていけるよう、わたし自身が見つけているもののありったけを、お届けしようと思っています。
受け取ってくださったみなさま、ぜひ、フィードバックをください。受け取れば、必ず、さらに奥を見極めることができるようになるはずです。それを、わたしに教えてください。お仲間とシェアしてください。
このヒント集は、電子書籍の形で、分冊されて発行してまいります。
発行される書籍のなかに含まれるレッスン番号と、みなさんそれぞれがその日行なうレッスンは違っていることでしょうから、このヒントは、その日のエクストラの学びのひとつとして、または、その日のレッスンをしていく上でのヒントとして、さらには、次の、このヒントのレッスンに戻るときの参考に、というようにお使いください。また、グループでの学習会のテキストとしてもお使いください。その際は、参加者それぞれが、あらかじめヒントを読み、レッスンを行い、そこで得たもの、疑問点等を、学習会に持ち寄るという方法をとってください。解説の最後が、質問で終わっていることがあります。その質問に答えを出してみてください。
レッスンに入る前に、ワークブックのなかに、イントロダクションとして、レッスンの仕方のガイドラインが示されているときには、必ず、もう一度、お読みになってください。
また、このヒントが示唆していることのなかに、ガイドラインに沿っているわけではないことが含まれていることをご承知おきください。たとえば、「周囲をみわたしなさい」というレッスン1で、ヒントでは「お財布からお札とコインを抜き取って見てみてください」と書いています。レッスン2では、朝晩部屋で行なう「一分間 x 2回」の他に、「職場や路上でやってみてください」と書いています。レッスン1では、最初から「復習のレッスンに目を通してください」と書いています。
以下レッスン1から5までは、無料サンプルです。ご活用くださいませ。
香咲弥須子